以前、リトミックの指導で大切なのは「アナクルーシス」と学びました。
アナクルーシスは準備。
リズムを合わせる時「さんハイ」と声をかけるときの「ハイ」の部分です。
テンポ、強弱等どのように表現したいかをこのアナクルーシスで相手に伝えることができます。
アナクルーシスを分かりやすく言うと
ラケットで球を打つ前の動作。
ジャンプをする前の膝を曲げる動作。
軽くジャンプをするときはそれ程膝を曲げなくても大丈夫ですが、高くジャンプするときはしっかり膝を曲げたり腕で勢いをつけて準備します。
音楽を演奏するとき準備は大切。
リズム打ちで2分音符を叩く前と8分音符を叩く前の準備の違いを意識すると生き生きとした楽しいリズムになります。
レッスンでは生徒さんに細かく説明したりしませんがリズム打ちのテキストを進めていくと、自然にできるようになっているのが感じられます。
先日レッスンに来ていただいたプレピアノの生徒さん。
リズム打ちでミスをしてしまう時、音符を打つ前に
「あ…間違えた〜！」
と気づいていました。
8分音符を打つ前に2分音符の準備をしてしまったようです。
そのまま、力をコントロールしてリズムを打つことはできますが、ギクシャクしてしまったり次の拍で崩れてしまったりするのが嫌だったのかな。
ピアノを演奏するときはもっと色々気を配ることがあり、「準備」を感じにくくなってしまいます。
プレピアノコースやリトミックのレッスンで意識せずにできるようになるといいなと思います。
手でリズムを打つより、足でリズムをステップする方が更に「準備」が必要になります♪
小さな生徒さんには難しいし、ステップしようと思うと広い場所が必要なので中々レッスンではできませんが、機会があれば挑戦してもらいたいなと思います。
体験レッスンやレッスンの詳細、お問い合わせ先等はホームページをご覧下さい。
