生徒さんが弾いたときに弾きにくい鍵盤がありました。
鋭いスタッカートを弾くと
時々音が残り、鍵盤も下がっているような感じがします。
弾き方を変えれば弾けるのですが
タッチで解決するべきなのか
楽器の問題なのか分からなかったので
楽器店に相談し、調律師さんに来ていただきました。
楽器の構造に問題はないとのことですが
強めに鋭いスタッカートを弾くと、やはり音が残るような感じがします。
色々な角度から調律師さんと一緒にピアノを観察して、
音が残るような時は一度弦の振動を止めたダンパーがバウンドしていることが分かりました。
鍵盤もわずかにバウンドするので
バウンドするタイミングで連打しようとすると
鍵盤が下がったままのように感じます。
これはダンパーが上下に動くグランドピアノだからこそ起こる現象で
アプライトピアノでは起こらないとのこと。
弾き方を工夫するしかないようです。
ピアノの構造も詳しく解説していただいたので
自信を持って生徒さんにお伝えすることができそうです。
タッチで解決できるよう、力加減と打鍵のスピードを色々試してみたいと思います。
感染症対策で気になっていた
鍵盤の消毒についても教えていただきました。
アルコール消毒は鍵盤が割れるので良くないというのは調べたのですが、
鍵盤専用の消毒液しかないのかな…と疑問でした。
新型コロナウイルスが広がってから
鍵盤の消毒については
調律師さんの間でも議論になったそうです。
アルカリ電解水で拭く方法を教えていただきました。
手洗い又は消毒をして、綺麗な手で弾くことが一番大切なことだと思いますが
感染症対策として取り入れたいと思います♪
色々と丁寧に教えていただきとても貴重な時間となりました。
ありがとうございました。
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